太太のヒラメキ

太太(たいたい)のヒラメキ

アラフォー太太(たいたい)はダイヤブロックと台湾が好き。ついでに堂島ロールも好き。

『愛する日本の孫たちへ』を読み、考えさせられた話

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こんにちは、太太です。

 

『愛する日本の孫たちへ』という本を読みました。これがね、素晴らしかったの。胸がじーんとするというか、セツナイというか、震えるというか。

 

無知とはなんと愚かで恥ずべきことなんだろう。道徳ってなんなのだろう。正直者が馬鹿を見てしまうのか、などなど、なんだか色々考えさせられました。今日は、台湾日本語族の証言を集めた本について綴ります。

 

『愛する日本の孫たちへ』は、台湾日本語族の証言集

 

愛する日本の孫たちへ (かつて日本人だった台湾日本語族の証言集 1)

愛する日本の孫たちへ (かつて日本人だった台湾日本語族の証言集 1)

 

 

『愛する日本の孫たちへ』は、日本統治時代を生きた11人の台湾人証言集。著者(聞き手)は猪股るーさんという方です。

 

もうね、号泣。悲しいやら、恥ずかしいやら、嬉しいやらで、涙が滝のように流れてきました。読みながら鼻チン連発です。2017年のベスト読書というぐらい心に響きました。

 

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台湾大学デス

 

頭にちらつくのは台湾大学の銃砲の痕。ああ、この本に登場する方たちはあの穴の時代を生きた人なんだ・・・なんて想像したら涙がドドドドぉ〜。とまらなくなってしまいました。

 

日本統治時代の50年間

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近代史の授業を駆け足にする理由を教えてYO!先生たち
 

台湾の日本統治に関し、多くの日本人はあまり知らない・・・よね?日清戦争で清に勝ち、台湾を割譲してもらったぐらいの認識かと。そして、敗戦とともに台湾統治から撤退。この2行で終わっているのが現状じゃないかと思われます。

 

筆者のるーさんも本の冒頭で

 

日本の小学校、中学校、高校では、近代史はいつも時間不足で学ばずじまい。

 

私は近代史についてきちんと知らないまま大人になり 

 

と書いています(引用:『愛する日本の孫たちへ』)。近代は超特急です。

 

「植民地政策が〜的なことは言ってたけど、八田與一なんて言葉は一言もない」とは、平成生まれの我が子からの情報。社会科の近代史は、20年前からまったく変わっていません。

 

 

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台湾朋友さんとのLINEは1時間にも及びました

 

このことを台湾朋友さんへ正直にお話したことがあるの。「2・26は知ってても、2・28は知らないと思う」「八田與一も基本扱わないんだよ」などなど。朋友さんは

 

「!!!!!」

「台湾人にとって日本統治50年は特別な期間」

「祖父が日本語を話せるのは、統治時代の人だからです」

 

と話してくれたわ。 

 

台湾は50年間日本の一部でした。しかし、その事実が知られていません。なんとも複雑な気持ちですね。

11人の証言はリアル

 

だからこそ、この本に登場する11人の方の証言は心に響くのです。良いことも悪いこともいっぱい書いてある。

 

うぉーという長いサイレン。皇太子(昭和天皇)の誕生です。「やったあ!ついに生まれた!」台湾でもお祭り騒ぎの提灯行列です。(引用:『愛する日本の孫たちへ』)

 

日本政府は権利に差を付けていました。…最も優秀な台北第一中学校は、台湾人で入れるのはほんのわずか。よっぽど頭が良いか、お父さんがお偉いさんとかの場合だけです(引用:『愛する日本の孫たちへ』)

 

日本統治時代は家の中では台湾語を使っても大丈夫。外では日本語を話すように言われました。その後(蒋介石の時代)、20年ほど日本語の雑誌、音楽などに触れることはできませんでした。日本語だけでなく台湾語も禁止しました。でも、私たちは中国語を知りませんでした。(引用:『愛する日本の孫たちへ』)

 

淡々と当時のことを語る日本語族の方々。台湾少年工として日本へやってきた人、2・28事件で捕まってしまった人など、ディープで深い悲しみに包まれたお話もありました。

 

「この内容を書く!」と決めたのが11月。結局12月にずれてしまったのは涙のせい。読み返すと泣いちゃうんだよ〜。

 

るーさんにファンメールを送ったら返事が来た!

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るーさん、どうもありがとう!!!

 

さて、そんな中ですよ。ブログに想いを綴る前に、猪股るーさん宛にメールを送ってみました。なによりもご本人にこの感動を伝えたかった!

 

そんな情熱が通じたのでしょうか。るーさんからすぐに連絡が来ました。

 

本を読んだ印象通り、るーさんは筋の通った素敵な方でした。ブログへの文章引用許可をくださったり、本に登場する方のその後も教えていただけました。

 

猪股るーさんの本は2007年出版。台湾朋友さんにお話したら「読みたい!けど、台湾にあるかわからない」と言っていたの。次回訪台時にでも持っていこうかなと思ってます。

 

 

愛する日本の孫たちへ (かつて日本人だった台湾日本語族の証言集 1)

愛する日本の孫たちへ (かつて日本人だった台湾日本語族の証言集 1)

 

 

 

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