太太のヒラメキ

太太(たいたい)のヒラメキ

アラフォー太太(たいたい)はダイヤブロックと台湾が好き。ついでに堂島ロールも好き。

「台湾原住民に心を奪われた日本人」に良さを聞いてみた話その1

 

 

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順益台湾原住民博物館の記事をUP後、あちこちから反響がありました(記事詳細はこちら)。原住民博物館は本当におもしろかったのヨ〜。熱量が伝わって良かったです。

 

しかし、ワタクシの言葉だけでは館の全貌をお伝えきれていないのも事実。そこで、今回Kさんにもう一歩踏み込んだお話を伺ってみました。

  

 台湾原住民族に心を奪われた女性の魂の叫び、とくとご覧あれ!

 

 

 

 

 

 

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館のアピールなどお好きなようにどうぞ!

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 順益台湾原住民博物館はモダンなデザインです

  

順益原住民博物館では、台湾各地に存在する16族全ての部族について紹介しています。「台湾各地に分布する台湾原住民族の集落を周る時間は無い。けれど、台湾原住民族文化について知りたい!」という方に有益な情報が得られる場所です。台湾原住民族についてならおまかせください。

 

台湾原住民族というと少し硬いイメージがあると思うのですが、日本人による解説員の話を聞くことで「興味を持った」「面白かった」と言ってくださる日本人観光客の方が大勢いらっしゃいます。このブログの管理人である太太さんもその一人でした(笑)。

  

 

故宮との違いは「台湾文化」に重点をおいていること 

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 肉片も白菜も「中国大陸」で造られたものなのよ

 

国立故宮博物院は大部分が中国文化関連の展示ですが、順益台湾原住民博物館は台湾原住民族をテーマとした博物館のため、台湾文化に重点を置いています。女性の方は原住民族の服飾文化、男性の方だと出草(首狩り)に興味をもたれる方が多いですね。

  

昨今、修学旅行で台湾を訪れる日本の学校団体が増加しているのだとか。台湾の文化への認識を深めるために、故宮博物院だけではなく当館もセットで参観していただけるとうれしいです。もちろん、一般観光客の方も大歓迎ですよ!

 

 

ガイド不在時は音声ガイドがおすすめ 

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早めに予約してガイドしてもらうのがいいよ〜!

 

当館の観覧エリアは地下1階~3階の4フロアで、事前にご予約していただければ日本人による解説員をご用意します。日本語の音声ガイドも50元にて貸出しております。

 

なお、大きな荷物をお持ちの方は、当館1階のコインロッカーに無料でお預け可能です。館内での撮影は可能ですが、自撮り棒やフラッシュを用いた撮影はお控えください。

 

 

レアな原住民グッズに出逢える 

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めっちゃかわいい!アクセサリー好きな方へのおみやげに良いですね

 

 当館の1階にはミュージアムショップがあり、台湾原住民族の方が製作した手工芸品を数多く販売しています。なかでもピアスやポーチなどは色鮮やかで、女性が好きな可愛くておしゃれなデザインが揃っています。

 

ここで売られているものは、空港や台北の街中では買うことができないレアなものばかり。おみやげにもオススメです。 

 

 

原住民とはどのような人たちなのでしょう?

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「おばけがこわーい!」のタオ族です
 

台湾原住民族とは17世紀に漢民族が台湾へ移民する前から台湾に居住していた人たちのことを指します。台湾総人口2,300万人のうち台湾原住民族の総人口は約54万人(いずれも2016年現在)で、台湾人の100人に2~3人が台湾原住民といった感じですね。

 

台湾原住民族はかつて日本人学者鳥居龍蔵によって9族に分類されていましたが、現在台湾政府に認定されている台湾原住民族は計16族あります。 昔は台湾原住民族を指す名称として「番」「高砂族」「高山族」「山胞」など様々な呼び方がありました。しかし、1980年代から台湾原住民権利促進会が筆頭となって台湾原住民族にとって差別的な意味合いのある用語や事実に反する事柄を社会から撤廃し、少数民族群の権利を得ようとする運動が盛んに行われました。その甲斐あって1994年に「台湾原住民族」を公式的に使用するように憲法が改定されたのです。

 

日本で一般的に用いられる「先住民族」は、台湾では”既に消滅した民族”を指すため、”元来居住していた民族”の意味合いを持つ「原住民族」を公式の名称として用いられました。

 

 

原住民族の魅力とは何でしょう?

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 文化を守っていくのは色々大変ですよね

 

台湾原住民族の魅力、「踊りが上手!」「歌が最高!」「可愛くておしゃれな装飾品がいっぱい!」などといったことがよく挙げられていますよね。でもここでは私が思う特別な魅力についてご紹介したいと思います。それ「自然との共存」を大切にしている点です。彼らの居住地は自然豊かで、昔も今も彼の生活と自然の関係は切っても切り離せません。

 

タオ(ヤミ)族は「トビウオ」が生活の基盤

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今は「待つ季節」なの じーっとしてるの

 

例えば、台湾東部の離島蘭嶼(らんしょ)島に住むタオ(ヤミ)族は、海に囲まれて暮らしているため漁業が盛んです。トビウオは、タオ(ヤミ)族にとって非常に重要な食材となっており、毎年春に黒潮に乗ってやってくる飛魚の群れは神からの贈り物と信じられています。日本では一年の季節分けは春夏秋冬ですが、タオ(ヤミ)族の人たちはトビウオを「待つ(準備する)季節」・「捕る季節」・「後始末をする季節」というように季節を分けています。非常に面白い考えです。

 

 

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その日に食べる分だけをチヌリクランで捕獲するのよ

 

彼らは海を「自然の冷蔵庫」と表現するのですが、その理由は「冷蔵庫には必要な分だけが入っている。海にあるものも冷蔵庫の中にあるものと同じで、必要な分だけを捕って食べる」という考えから来ているんですつまり、捕獲し過ぎて自然界のバランスを壊してしまわないようもし大量にトビウオが捕れたとしても必要な分だけ持ち帰り、決められた期間内にだけトビウオ漁業を行うのです。

 

ちなみに、蘭嶼島でよく見られる日干しのトビウオは、船が出せない時やトビウオ業のシーズンではない時に供えて捕れた魚を干して保存しておくためにされているそうです。色々考えられていますね。蘭嶼島では姿揚げ・スープ・チャーハン・おにぎりなどなど様々なトビウオ料理が食べられます

 

 

 

サイシャット族は名前が素敵!

 

台湾北部の新竹と苗栗あたりに居住するサイシャット族の漢姓は、自然と関連する字から付けられています。例えば、「日」「風」「樟」など。本当に素敵ですよねこういった台湾原住民族たちの自然に対する考えは一つ一つ物語があるので、そこに魅力を感じます。

 

 

原住民族から学ぶ「守るべきもの」の大切さ 

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左側の地域はまだまだ認定されていない部族がいっぱい

 

さきほど台湾原住民族は政府に認定されているもので計16族あるとお伝えしましたが、15番目に認定された卡那卡那富族(カナカナブ族)と16番目に認定された拉阿魯哇族(サアロア族)は、実は2014年にやっと政府に認定されたんです。本当に最近の話です。

 

このように、多くの部族失った言語や祭儀などの伝統文化の再復興に努めています。将来的にはさらに多くの部族が認定されるでしょう自分たちの部族の存在や文化風習を政府から認定されるために様々な働きかけをする過程には、部族の数だけ色々なドラマが存在します。

 

「大切なものは何か?」「守るべきものは何か?」平穏に生活する中でついつい忘れがちなものを、台湾原住民族はいつだって忘れることなく懸命に生きています。その姿を魅力的に思い、心を動かされるの決して私だけではないはず!

 

 

(つづく)

 

取材を終えて

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タオ族愛が止まらないKさんでした 

 

今回はここまで〜。

 

前回「Kさんはタオ族愛が半端ない」とお伝えしたように、今回の取材でもタオ族の話が多めに出てきました。どんだけ好きなのさ?というレベルですwww。トビウオ料理食べたくなりましたヨ。どんな味なんだろうね?

 

日本で地元の文化を継承していくのが大変なように、台湾でも原住民文化を受け継いでいくのは努力が必要。特に少子化が進む台湾では、尚更なのではないでしょうか。

 

順益原住民博物館では、展示を通して原住民族の生活を知ってもらうだけでなく、FBなどでも原住民情報を発信しています。意外と原住民出身の有名人は多いみたいですよ!次回は、原住民出身のタレントさんなどの話を綴ります♪お楽しみに〜。

 

 

 

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順益台湾原住民博物館へのアクセス

故宮博物院と同じバス停でOK!本当に近いです

 

順益台湾原住民博物館は、故宮博物院から徒歩数分の場所にあります。故宮とはラインナップが違うのでダブルで回ると楽しいですよ。故宮とのセット割引チケット(320元)も用意されていました。通常のチケットは大人150元、学生100元です。

 

 

住所  :台北市士林区至善路二段282

開館日 :火曜〜日曜

開館時間: 9〜17時

休館日 :月曜・旧正月期間

HP    :あり

FB    :あり

 

 

過去の取材記事もあわせてどうぞ♪

 

 

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