台湾映画『あの頃、君を追いかけた』の感想を綴るお話
こんにちは、太太です。
日本ではまだまだマイナーな台湾映画。上映している館も少ないので、DVDやネット配信で観るのが効率的です。
今日は『あの頃、君を追いかけた』という映画をご紹介します。監督自らの青春時代を振り返った、なかなかお下品かつハートフルな作品です。
では、どうぞ♪
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『あの頃、君を追いかけた』は、1994年の台湾からはじまる
『あの頃、君を追いかけた(那些年,我們一起追的女孩)』は、監督ギデンズ・コーさんの青春時代を元に作成された台湾映画です。16歳の高校生コートン(いわゆる、監督)の色恋沙汰や受験、登場人物らが大人になるまでを描きます。
台湾中西部の町、
彰化 。頭の中はアレでいっぱい。将来のことを真剣に考えたこともない高校生コートンと、個性豊かな仲間たちは、くだらない悪戯で授業を妨害する毎日を過ごしていた。
時代背景は、1994年から2005年までの約10年間。「SLAM DUNK」に夢中になっていた高校生たちは、日本のAVを回し見する大学生になり、やがてそれぞれの道を歩み始める社会人へ。登場人物たちの成長と共に、学生寮の公衆電話に並ぶ長い列は消えて、誰もが携帯で話すようになり、いくつかの大きな事件に世の中は揺れ、ヒット曲も入れ替わってゆく。そんな時代の空気を丁寧にすくい取ることで、あらゆる世代の観客に“あの頃”を思い起こさせたことが、大ヒットの要因と言えましょう
青春は、恥と後悔と初恋で作られる
映画の紹介にもあるように、舞台は1994〜2005年の台湾・彰化。ギデンズ・コーさんは1978年生まれなのでワタクシと同世代です。だからなのか、「わかる!わかる!」があちこちにあって妙に興奮してしまいました。
ポケベルは高校生〜大学生前半まで流行っていたし、家族に知られたくないから、公衆電話経由で男の子に電話していました。台湾も一緒ね。
(彼氏ではないけれど)寮暮らしの男の子に電話したら、電話口から
ひょー 女の子から電話だー
なんて、やじが聞こえてきたこともありました。これも映画と一緒。どこの国でも学生は同じなのねえ。
びっくりなのは、登場人物が実在している
この映画で一番びっくりなのは、登場人物が実在していることなんですよね。主人公のコートン=ギデンズ・コーだけでなく、チアイーもその他友人もリアルにいるの。で、今台湾で生活しているのです。
みんなの女神役のチアイーは優秀な女子学生でしたから、現在教師になっているのだって!なるほどー。そんなところにも注目しながら映画を見ると楽しいです。
主人公コートンに恋しかけた
『あの頃、君を追いかけた』の主人公を演じたのは、クー・チェンドンという台湾出身の俳優さんです。はじめて観た時はあんまりピンと来なかったけれど、
あら、彼ってものすんごくスタイルが良いわ
と、気づいてしまったの。
183cmでスラッとしていてかっこいいのー。
横顔も素敵じゃない?
やだー、恋しそう!
現在、芸能界に復帰しました
しかし、悲しい事件が数年後に勃発します。
2014年8月、大麻吸引の容疑でジャッキー・チェンの息子のジェイシー・チェンとともに北京で逮捕された。14日間の拘束ののち、涙ながらの謝罪会見を行なったあと、台湾へ帰国した。
よりにもよってジャッキー・チェンの息子と大麻吸引の容疑で捕まるなんて。当時、台湾で大バッシングだったみたいですね。「あの青春映画に出ていたクー・チェンドンが!」といった感じだったのでしょう。
人間、なにかしら過ちを犯すもの。大事なのはきちんと立ち上がって前をむいて歩いていけるか。クー・チェンドン、頑張ってね。日本から応援してるよー。
こんな台湾映画もおもしろいです
もし台湾映画(中国映画)に興味があったら!